こんにちわjunnyです
今回は2019/7月末に入った 一ノ俣温泉荘(いちのまたおんせんそう)の体験レポート記事です。
山口北西部に位置するこの温泉はph10.0という驚異の高アルカリ美人湯。
一ノ俣温泉荘はいくつかある宿の一つですが しばらく営業中止となっていたようで今年の4月に地元の協力を得て営業再開となったばかりでした。
それだけ地元からも愛されていたという温泉荘。 今回も車中泊旅で訪れました
※ 2020年(令和2年)9月 また再び閉館となりました
2019年の4月にやっと再開したばかりで 軌道に乗り始めた頃にコロナ渦の到来
そのため、ほぼボランティア活動のような状態での経営を続けるのが難しかったようです
詳細は facebookにて
目次 |
施設・サービスなど
外観 設備
トータルで約5時間ほどかけて到着した一ノ俣温泉荘
この 質素な感じが大好きで相方さんも これこれ! これがいい!と喜んでました。
近隣には一ノ俣グランドホテルや一ノ俣観光ホテルなどもありますが 日帰り入浴でなら断然こちらが断然好みです。
中に入ると 右側に下駄箱。 鍵はかけられない感じになってました。
利用者は年配の方が多いので多分鍵の札を落としたりされる方が結構いて、対応や管理が難しいからではないかな?と勝手に想像しました。
小さめのロビー右側にフロント受付があります。
温泉宿にありがちな 洋服の販売も。
お風呂はフロント横の通路の先です。
通路の横には広い休憩所があります
奥に見えるポットなどのコーナーには急須とゆのみが置いてあり、自由に飲むことが出来ます。
食堂も隣にあってそこで注文したらおばちゃんが笑顔で張り切って料理を作ってくれますよ^^
↓私達も風呂上りに頂きました。
シンプルなうどんを2つ そして牛丼を二人で分けて食べました。
うどんは素朴だけどダシも美味しく汁も全て平らげました~ 麺も柔らかいのにコシもちゃんとあって美味しかったです。
牛丼も甘辛く汁は少な目で スタミナ丼に近い感じかな? 玉ねぎも恐らく地元産で柔らかく美味しかったです。
(うどん400円/牛丼500円)
お風呂の様子
ここに来るまでにいろいろ観光して到着時がちょうど開館時間ピッタリの10時
ということでまだお風呂は誰もおらず なんとか写真が撮れました。
脱衣場 アメニティ
脱衣場は5人以上同時に着替えるのは少々狭苦しいかな という感じ。
特に年配の方は椅子に座りながら着替する方が多いので窮屈に感じるかもしれませんね。
ドライヤーも2つあります。 化粧品などは皆無。 大衆浴場に近い感じなのでこれは想定内です
脱衣ロッカーがオープン式なので貴重品が気になる方はフロントに預けるか コインロッカーを利用することをオススメします。
因みに私は袋に入れて浴室内に持って入りました。
大浴場 洗い場
さあ いざ出陣
浴場は簡素な造りでプレハブ小屋というのが珍しいですね。
一度だけ画像を見たことがあったので驚きはしなかったけど 事前に知らずに来られたらビックリするかもしれませんね。
でも 透明なトタン壁のおかげで室内は明るく 理にかなってると思います。
設備にお金をかけない分入浴料が安く入れるので私達にとってはそっちの方が嬉しい。
奥の左側にあるピンクのタイルの小さな浴槽が源泉そのままですよ~とフロントの方が大絶賛されてました。
1人づつしか入れないサイズなので人が多い時は順番を待ちます。
洗い場は6つぐらいでそのうち一つがシャワー付き。
このシャワーから出るお湯以外は全て源泉利用です。
アメニティはボディソープが各洗い場&カランに設置 石鹸もところどころ置いてあります。
リンスインシャンプーはこのシャワーのところに一つだけ置いてあります。
で、一応こうやってカランもいくつかあるのですが、お湯の方のジャグジをひねってもチョロチョロしか出ずにしかもお湯がなかなか出てこない・・・。なので仕方なく水の方をひねって冷たい(ぬるい)水で身体を洗いお風呂に入りました。
でも多分 このシャワーを利用して体や髪を洗うのが正解かと思います。
後から入った方2人共 シャワーの方だけ利用してました。
浴感 匂い 味など
お湯でなくお水で身体を洗い、湯舟にそっと浸かると 柔らかくぬめっとした浴感。
温度はちょっとぬるめで38~40℃ぐらいかな?
真夏だからなのか通年なのか分かりませんがちょうどよい湯加減です。
今の時期ならもう少しぬるめでもいいかも。
源泉風呂の方は源泉そのまま(28.6℃)なので冷たくて気持ちいい温度。
キーンとした冷たさはなく今の時期ならかなり長めに入れます。
大きな浴槽、源泉浴槽両方ともに、手にすくって匂いを嗅いでみると 硫黄臭が。
かすか よりやや強め。 5段階でいうと3ぐらい。
(かすかな硫黄臭1~2 はっきりわかる硫黄臭3 比較的強めの硫黄臭4 強い硫黄臭5)
色も無色透明ですが ところどころ湯の華がふわりと浮かんでました。
源泉の浴槽は湯の華に加え お湯全体の色がうっすらと白濁してました。
かなり薄めた石鹸水のような その程度ですがメインの浴槽よりは色がついてるような感じがしました。
周囲の様子 観光など
この施設以外には 一ノ俣観光ホテル 一ノ俣グランドホテル 芳玉旅館があります。
温泉街らしいようなお土産屋などが立ち並んでる感じはありませんでした。
近隣観光としては、場所が山口県の中腹やや日本海側寄りにあるので そのまま日本海に抜けて角島や萩、または秋吉台という感じがよさそうです。
真ん中なので南下して下関の中心地での観光という手もありますね。
比較的近い場所には有名な俵屋温泉があり時間にしたら30分程度なのですが 一ノ俣⇔俵山の道は細くカーブが多いので移動が少し困難かもしれません。
今回せっかくなので俵山温泉に行きたいという気持ちがあったのですが ここ一ノ俣温泉にくるまでに結構大変な道を通ってきたので また続けて困難な道を通るには、そこまでの元気がなく断念しました。
感想
ここもすごく気になって行きたいと強く願っていた温泉でした。
プレハブのような建物で 浴槽も一つしかないけど泉質も風情もバッチリでお泊りもアリです。
一時は閉館してたらしいけどこうしてまた復帰してくれたのは嬉しいですね。
現地に行くまでは通る道によっては難所が多く冬場はちょっと運転に要注意です。
今回は一度日本海側へ抜けて角島や元乃隅稲成神社へ先に立ち寄ったので そこから一ノ俣温泉へ行くと結構狭い道中でしたね。
以上 一ノ俣温泉荘の体験レポートでした♪
一ノ俣温泉データ
※情報が古い場合もありますのでご了承ください
項 目 | 詳 細 |
施設名 | 一ノ俣温泉荘(いちのまたおんせんそう) |
温泉名 | 一ノ俣温泉 |
泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉 |
ph | 10.0 |
源泉温度 | 28.6℃ |
色・匂いなど | 無色透明(源泉はかすかに白濁) 軽い硫黄臭 ヌルヌルの浴感 源泉掛け流し(一部加温) |
営業時間 | 10時~20時 |
定休日 | 通年営業 |
料金 | 大人500円/子供300円(3歳以上)※18時半からは全て300円 |
バリアフリー等 | 浴槽に手摺あり 介護用椅子3つあり |
住所 | 山口県下関市豊田町大字一ノ俣28 |
電話番号 | 083-768-0231 |
その他 | ※宿泊:素泊まり3,500円 朝食付き4,200円 公式サイト:https://www.facebook.com/ICINOMATAONSENSO/ |