こんにちわjunnyです
今回は先日(2019/7月)に行ってきた山口県山口市にある
【柚木慈生温泉】ゆのきじじょうおんせん の温泉体験レポート記事です。
浴槽も小さく、いわゆる ”ひなびた共同浴場”というイメージの温泉施設なのですが、小さな規模のわりには人が多く、ちょっと独特の雰囲気であまり初心者向けではないのですが、TVでも何度か取り上げられるほどそのお湯の素晴らしさは温泉好きの方必見です。
成分が濃すぎて 薄めて使うように指導されたというその幻のお湯は果たしてどんなお湯だったのか?
早速体験レポートはじめてみます
目次 |
施設・サービスなど
外観 設備
国道315号線沿いにポツンとたたずむ 柚木慈生温泉。
ナビで近くまできたら 少しスピードを緩めたほうがよさそうです。
というのも 特に周囲には他に目印になるものはなく、突然あらわれるので すーっと通り過ぎてしまう可能性があります。(相方さんは昔一度訪れた際に通り過ぎたらしいです)
一見こちらがメインの建物のようですが、こちらはお土産屋さん。
温泉の入り口はこの建物のそすぐ隣にあるこちら↓
すぐそばには薪が大量に積まれていて 加温のためにお湯を沸かしてます。
ボイラー独特の匂いがなく 薪の焼ける匂いが心地よいです。
敷地もまあまあ広いので車は結構停めることが出来ます。15~20台がギリギリって感じでしょうか。
私達の到着時には8台ぐらいの車が停まってました。
中に入ると普通の家のような玄関の造りで受付がすぐ左手にあります。
※googleMAPサイトより
受付と食堂のキッチンが繋がってる感じでおばちゃん一人で調理とお風呂の受付をされてて忙しそうでした。
料金を払うとそのままお風呂に直行という感じです。
2階が休憩室になってますが 500円必要です
ただし、火曜日だけは無料開放されてます。
周囲の様子
周りはほんとに何もなく、延々と田畑が続きます。
近隣観光としては 津和野までが約15km 萩市までは約25km 周南方面からこられる入浴客の方も結構いらっしゃったので比較的近いようです。
実際帰りは周南方面に抜けたのですが 意外と早く周南地区までたどり着きました。
お風呂の様子
狭い脱衣場で服を脱いでると一人お客さんが上がってきて 今日は人が少ないのよ~とおっしゃってましたが中からは何やらペチャペチャとしゃべり声が聞こえてきます。
少ないといってもきっと5~6人はいるんだろうな・・・と覚悟して入ると10人ほどが狭い浴槽にびっしりとつかってました。
これは想定内だったので 特に動揺もせずに 洗い場でまずは体を綺麗にしました。
因みに石鹸やシャンプーなどのアメニティは一切ありませんので持参必須です。
洗い場はカランが5つ そのうち一つにシャワー付き。
蛇口を見ると全て温泉成分で変色して真っ黒け。
おお~ と心の中で感嘆の溜息をつきました。
温泉成分で白いかすのようなものがこびりついてるのはよく見るけど、これだけ真っ黒なのは滅多にお見掛けしません。 九州かどこかの温泉でみかけたぐらいかなぁ。
期待に胸を膨らませながら 人と人の間にある隙間をみつけ
こんにちわぁ~ すみません~ 失礼します~と声をかけながら静かに湯舟に浸かりました。
まだ温泉初心者の頃なら絶対に入れなかったかもしれない このシチュエーション。
今の私なら大丈夫です(でもほんとは苦手)
お風呂の様子の写真はさすがに 入浴客が常に多くいるという温泉施設なので 浴場内の撮影は出来ませんでしたので画像はお借りします。
色は薄い黄色味を帯びた半透明のにごり湯。 かすかに体が透ける程度です。
床の茶色は元々の床の色ではなく湯の成分がびっしりとこびりついた証です。
床全体を見渡してみると隅っこのほうにかすかなムラがあり、元々の色のような部分が見えました。
タイミング良ければ こんなにも大量の泡ぷくが湧いてる様子が見れることも。
私が入ったのは昼過ぎで すでに数多くの人が出入りしたあとだったからかぱっと見の様子では泡ぷくは出てませんでした。
でもお風呂につかると すぐに体中が泡で覆われました。
お湯はかなりぬるめで35℃前後でしょうか。 10分程度つかっただけでは体が冷えてしまいそうな感じで7月だというのに鳥肌が立ってました(体感温度としてはけして寒く感じたわけじゃないです)
島根の千原温泉よりはやや温度が高い感じかな~という感じで、冬場は少々寒く感じるかもしれませんが五右衛門風呂で最後に仕上げる必要性まではないです。
お湯をすくい上げて匂いを嗅いでみると かすかに鉄臭が。
でも流れ出てくる源泉の方をすくって匂うと今度は強い硫黄臭を感じました。 他の人が口に含み 甘いというので私も真似にして口にしてみると ほんとだ! かすかに甘みがある!
実際にはここでの飲泉は出来なくて 受付の近くにあるカウンターで飲泉が出来るとのことです。
最高の泉質に肌を浸らせ じっくりと雑談に耳を傾けてみると みんな温泉についての情報 うんちくを語ってます。
ここに集まる人たちはほんとに生粋の温泉好きな人ばかりというのが、その会話から伝わってきます。
ほとんどが山口の方で 山口県内の温泉の情報をいろいろと入手することが出来ました。
因みに今回のこの柚木慈生温泉は つい最近NHKでの放送があり、それ以降また人が増えてしまったのと事でした。
でもそれ以前より結構人は多かったようですけどね。
それにしても入ったはいいけど 出るタイミングどうしよう・・・。
常連のおばちゃん曰く、初めて入る人は成分が強すぎるから10分程度にしたほうがよいとのこと。
こんなにぬるいお湯だけど湯あたりして救急車で運ばれる方もいるのだとか。
そうなのかぁ・・・ と思ってたらちょうど2人ぐらいの方が 出ようとしたのでそのタイミングに便乗して出ようとしたら
おばちゃん:『あら まだあなた早いんじゃない?』
私: 『いや、湯あたりしちゃいけんので^^;』
おばちゃん:『でも よく温泉いくんじゃないの? 慣れてるんでしょ?』
私 :『そうですねぇ~よく行きます』
おばちゃん:『じゃあ 大丈夫よ 勿体ない』
私:『はい・・・』
しずかに後ろにさがり もう一度体を湯舟につけて 結局1時間しっかりと湯舟に浸かり体の芯から体を温めました。
お風呂から上がると変なのぼせもなく ちょうどよい温まり具合でした。
湯上りの温泉を一杯飲もうと思ってたのですが、ちょうど付近に人がいて 引っ込み思案な私は飲むことが出来ませんした。
炭酸のようなシュワっとしたしょっぱい味とのこと。
今回は味わえなくて残念でしたが次回リベンジしたいと思います。
感想
人が多い時間帯を避けるつもりでお昼ごろに到着した私達でしたが それでもこれだけの人。
朝早い時間と夕方はもっと多いのでやはり お昼前後に行くのがベストであろうと思います。
あと、土日はさらに県外組の温泉通の方達がこられるので更に人が増えるとのことです。
成分の濃さや 狭い浴槽での芋の子洗い状態のことを考えると温泉慣れしてない方にはちよっと厳しい温泉施設かもしれません。 中、上級者向けですね。
2階の休憩所は火曜のみ無料とのことで 今回は利用できませんでしたが 小さな和室のこじんまりとした休憩室のようです。
以前行ったことのある 高尾の湯のように人がすくなければ有料休憩室を利用してゆっくり入ってもよかったんですが、ここは常に人が多いのでくつろげなくて有料で休憩室を借りてまではしませんでした。
でもお湯は間違いなく最高! 炭酸の泡もたっぷりで 匂いも温泉特有の硫黄臭も濃くいかにも効きそうな感じ。
実際 このぬる湯でじっくりと浸かることで血行促進効果はかなり高そうな感じがします。
効能は色々とある中、特に痛みなどに効くという評判が多く目立ちました。
杖を持ってきていた人が帰りには足がよくなって杖を忘れてしまうぐらいとか・・・。
同じタイミングでお風呂から上がったおばあちゃんは なんだか足が軽くなったわ~と 足をピョコピョコあげて小躍りしてましたよ(笑)
以上 柚木慈生温泉 の体験レポートでした♪
最後までお読みいただきありがとうございました
温泉データ
※情報が古い場合もありますのでご了承ください
項 目 | 詳 細 |
施設名 | 柚木慈生温泉 |
温泉名 | 柚木慈生温泉(ゆのきじじょうおんせん) |
泉質 | 二酸化炭素・カルシウム-炭酸水素塩 塩化物泉 |
ph | 6.2 |
源泉温度 | 17.6℃ |
その他特徴 | ・源泉掛け流し/加水(成分が非常に濃いので加水)/加温/飲泉OK(浴場内のは×) ・薄黄色 軽い鉄臭と強い硫黄臭 ほんのり甘みがあります ・効能=火傷 神経痛 疲労回復 打ち身など |
営業時間 | 10時~20時 |
定休日 | 毎月5日、18日 |
料金 | 大人500円 子供200円 |
バリアフリー等 | 浴槽に手すりがついてます。 |
その他 | 休憩室500円(火曜は無料)/湯治宿泊5,500~6,000円 |
住所 | 山口県山口市徳地柚木2178 |
電話番号 | 0835-58-0430 |