素朴で隠れ家的な湯治場【秘湯】 岡山県内にある秘湯 9選!

 

このページでは岡山県内にある “秘湯”と呼ばれる温泉をまとめて9つご紹介します

ここでいう秘湯についての定義についても記述しました

秘湯とは? 秘湯の定義

このページでは岡山県内の秘湯をご紹介します。

岡山も島根に次いで中国地方では秘湯が多い地域といえます。

【秘湯の定義】
秘湯(ひとう)は、主に山奥などの交通の便が悪い場所に存在する温泉のことを指す。読んで字の如く、秘=他人に知らせたくないような温泉のことである。”  wikiより出典

ただし現代では秘湯宿も大衆化し、快適装備で充実し俗化が進んで秘湯らしさが半減するところもあるようです。また、秘湯を名乗る上での規制もないので自称することが可能で、あまり秘湯らしくなくなってもそのまま秘湯となってる場合もあります。

このサイトでは主に以下の条件の温泉を秘湯としてご紹介します。

1  自称 又は複数の方が秘湯と呼んでる

2 人里離れた場所にあるひなびた雰囲気の温泉施設

3 温泉宿などか密集しても規模が小さく泉質が良い温泉

 

では早速岡山の秘湯をご紹介します

岡山県内の秘湯

【秘湯度★3つ以上の温泉】

湯原温泉 砂湯(ゆばらおんせん すなゆ)
秘湯度★★★★★
露天風呂番付西の横綱の貫禄発揮!川と一体となって入れる混浴無料露天風呂♪

湯原温泉郷の一つでもある砂湯は賑わう温泉街の一角にある大衆露天風呂。

秘湯というにはやや賑わいがある場所ではありますが、そのロケーションやたどり着くまでの道のりを考慮すると秘湯というにはふさわしいのではと思います。

目の前には壮大なダム。少し寒い時期には川から湯気が立ち込めてその情景はまさに神秘的です。

開放感溢れるこの光景だけでも圧巻ですが、ここは混浴というちょっと特殊な大衆露天風呂。

その珍しさから遠くからわざわざ来訪する方も多く、温泉通でない方も非常に興味深い温泉としても知られてます。

これだけおおっぴろげた温泉場なので女性は入湯するには少々勇気が必要となりますが、バスタオルや湯浴み着着用はOKなのでチャレンジはしやすい混浴露天風呂かと思います。

無料が嬉しい!男性陣は混浴が嬉しい!(笑) ロケーションも最高です
 junnyの【湯原温泉 砂湯】温泉体験レポート

 

のとろ温泉 天空の湯(のとろおんせん てんくうのゆ)
秘湯度★★★★★
開放感抜群!標高700m級の大自然を眺めながら入る天空露天風呂♪

奥津温泉郷と湯原温泉郷の間の標高の高い山の頂上にある天に近い露天風呂 それが のとろ温泉。

そのロケーションで近年では写真映えすると若い方達からも絶賛される天空風呂です。

泉質はアルカリ性単純温泉。 なめらかな美肌の湯でこれも人気の理由の一つ。

また天然の野草や竹炭、ハーブなどを利用した薬風呂などで一工夫されたおもてなしではるばる来られた方たちの心をつかんでるようです。

宿泊施設としては機能しておらず日帰りのみですが、2棟ほどログハウスの貸し出しサービスがあるのでそれを利用するという手もあります(要予約)。
また少し離れた場所にはキャンプ場もあるのでアウトドアを楽しみつつ天空の湯を利用する方もいらしゃるようです。

冬は雪景色を眺めながら 夏場は風呂上りにはそよ風にあたりながら大自然の恵みを味わえる秘湯です。

山の頂を見ながらの露天風呂はまさに天空風呂  わたくし勝手にラピュタ風呂と名付けました
junnyの【のとろ温泉 天空の湯】温泉体験レポート

 

奥津温泉 般若寺温泉 (はんにゃじおんせん)
秘湯度★★★★☆
川と一体化の露天風呂!清流のせせらぎ音が最高の癒しの美人湯♪

般若寺温泉は奥津温泉郷の一つで、峠越えの道中にポツンとある秘湯です。

こんなところに?という場所に般若寺温泉の小さな看板はほとんどの方が見落とすほどひっそり感を出してます。

小さな屋根付きの駐車場に車を停めて石段を下りると林の中からかすかに聞こえる川のせせらぎ。更に進むと小さな民家が一軒。これがこの温泉の経営者の方の家でこちらで受付をします。

案内されたお風呂は内風呂は勿論、メインの露天風呂とともに風情溢れる秘湯感満載の温泉です。

完全予約制の温泉なので事前の予約が必要ですが、予約が入ってない場合は入れてくれる場合もあります。
あと冬場は休止のようなので要注意です。

ネットのコア情報にて探し当てた個人経営のお風呂。完全予約制です
junnyの【奥津温泉峡 般若寺温泉】体験レポート

 

【秘湯度★3つの温泉】

 

真賀温泉 真賀温泉館(まがおんせん まがおんせんかん)
秘湯度★★★☆☆
極狭の混浴風呂が珍百景!足元大量湧出の神秘的な温泉♪

真賀温泉は湯郷温泉郷の一つでもあるちいさな温泉地です。

中でも真賀温泉館は日本一狭い混浴風呂と呼ばれるほど まるで家族風呂のような大きさの極狭浴槽がある珍しいお風呂があります(幕湯)。

更にその湯底からはぶくぶくと大量の温泉が湧き出る 数少ない貴重な足元湧出の温泉で、その希少性がうかがえます。

その湯温は38℃と適温でこれもまた珍しいのだとか。

そんな素晴らしいお湯が大量に湧出する大衆浴場は小規模の温泉街の一角にありますが、周囲の旅館も現在は休館などが多く営業されてる旅館を探すのが難しい状況です。
(少し離れた足温泉街の方には一部宿泊可能な宿があるようです)

ですがそんな場所にあるからこそ秘湯と呼ぶにはふさわしいのではないかと思います。

風情 貴重度が高い温泉施設。意外と知名度は高いようです
junnyの【真賀温泉館】体験レポート

 

茅森温泉  (かやもりおんせん)
秘湯度★★★☆☆
やわらか無料の混浴”野”天風呂!野性味溢れる青空温泉♪

茅森温泉は岡山は湯原温泉郷にある川そばの敷地にある混浴露天風呂(野天風呂?)。

無料ということで誰かが個人で経営をされてるわけではないのですが、一応、地域の方が定期的に清掃管理されてるのでほったらかしていうわけではないようです。

造りはシンプルで素朴ですが、岩造りの風情ある浴槽ですぐそばには鉄山川が流れてます。
同じ湯原温泉の無料混浴風呂に砂湯という有名な露天風呂がありますが、そちらに比べると規模も小さく来訪者数も少ないので個人的には秘湯感はこちらの方が上かなと感じました。

お風呂は申し訳程度の垣根があるだけで脱衣場もなく周囲は完全に見渡せる開放感抜群の露天風呂はかなり勇気が必要です。
ぬるめのお湯はぬるりとした湯ざわりで柔らかく湯原温泉郷内の温泉であることを感じさせられます。
と、秘湯マニアくすぐる温泉なのですが・・・
2019/5月 現地調査の結果 地域住民以外の利用は禁止を確認しました。

尚、このサイトではこの茅森温泉に関しては地域の人しか入れない貴重な温泉ということで秘湯としてそのままカウントすることにしました。

※茅森温泉の詳細内容は現地視察体験日記となってます

温泉はしご旅行のついでに現地調査で立ち寄りました
が残念 ! 現在は入浴することは出来なくなってました

 

【秘湯度★2つの温泉】

奥津温泉 奥津荘 郷緑温泉 郷緑館
名泉 鍵湯 足元湧出温泉♪
奥津温泉 奥津荘(おくつおんせん おくつそう)は、川底から湧き出るお湯をそのまま利用した温泉。
風情ある建物がその価値を更に高めてます。

すっぽんも喜ぶ?足元湧出の温泉 ♪
郷緑温泉 郷緑館(ごうろくおんせん ごうろくかん)は巨岩から湧き出るお湯が特徴。温泉のお湯ですっぽんの養殖も行う珍しい温泉施設です。
小森温泉 (こもりおんせん) 湯の瀬温泉 藤井旅館 (ゆのせおんせん)
ぬるりとしたなめらかな温泉♪
小森温泉(こもりおんせん)は吉備中央にあるアルカリ性単純温泉です。
知名度はけして高くはないのですが湯郷などに負けず劣らずぬめりのある美肌の湯です。
アルカリ性なのに硫黄臭の温泉♪
瀬温泉 藤井旅館(ゆのせおんせんふじいりょかん)は岡山県の中央に位置する町吉備中央町にある温泉でかすかに湯の花や硫黄臭のあるお湯が特徴。
旅館は昔ながらの建物で風情があります。

 

岡山の秘湯まとめ

岡山は意外と秘湯と呼べる温泉が多く、特に混浴風呂が目立つと感じました。

今回秘湯を調査中、津山市にある倉見温泉 薬師之湯渓谷荘という施設も候補に挙げていたのですがこちらは閉館となったようです。素朴さやロケーションなどでとても雰囲気が良かったのですがこういう個人経営のひっそりとした温泉施設はどんどん閉鎖されてしまうのが非常に残念ですね

秘湯と一言でいうのはなかなか定義が難しいものですが、実際のところは人によって多少とらえ方ら差がありますので、足を運んでみると 期待していたものとは違っている場合もあります。

秘湯というと人里離れて利用客もほとんどいないところが多いのですが、中には秘湯という認識で通ってる施設でも地元の常連客が多くて湯舟が芋の子洗い状態というところもあります。

あと、個人で経営されてる小さな施設は時間や定休日が不定期であったり公式サイトがなく最新情報がわかりづらい場合がありますので、行く前には電話等で定休日等の確認してから行くことをお勧めします。

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併せて読みたい 島根県の秘湯まとめはコチラ↓

島根の秘湯  "山奥にあるひっそりとした神秘の湯9選”
島根県内の秘湯をまとめてご紹介してみました。このサイトでの秘湯の定義は山里にひっそりとあるたどりつくことが困難な温泉はもちろん自称、他称で秘湯と呼ばれるものを挙げてます。
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